製材工場見学・・・建てる前にSE構法を自分の目で確かめる

6月23日(土)にSE構法のプレカット材が作られる指定工場の見学会に
今夏から建築が始まるお客様とご一緒に行って来ました。

京都府八幡市にある(株)岡本銘木店の京都工場には
今回も各地から勉強熱心なお客様が参加され、
真剣な面持ちで説明に聞き入っておられました。

家づくりセミナーでは「家を建てる前に知っておくべきこと」が語られました。

 

 

 

 

 

 

 

予告無しに来る地震の怖さとこれからの不安。

今週は18日(月)朝、大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震が起きたばかりで

「阪神淡路大震災を越える地震が来るかもしれない」
「南海トラフ地震が本当に来るかもしれない」
「今度大きな地震が来たら、今の家は潰れてしまうかもしれない」

と、一気に不安になった方も多いのではないでしょうか。

実はそんな不安から今回の見学会に急遽参加した方もおられました。

「予知」・「予測」・「予言」・・・。
情報はあれども、果たしてどうなるのかわからないのが地震。
しかも、それらの確率が低かろうが、この間の地震のように
「やっぱり、地震は来るんだ」と覚悟しなければなりません。

SE構法が誕生したきっかけは阪神淡路大震災

阪神淡路大震災で犠牲になった方の89%が家屋の倒壊によって亡くなりました。

家族の安全を守るはずの家が壊れてはならない。

そのためにはどんな家を建てるべきなのか。

SE構法が生まれた原点はここにあります。

構造(工法)や構造部材にこそ、こだわりを持ってほしい

日頃、住宅展示場でお客様と話しをしていますと
マイホームを木造で建てたいお客様は大勢おられますが、
「構造」や「工法」までしっかり勉強される方は意外と少なく、残念に思います。

ましてや、自分の家に使う「木材」のことや「家の強さの根拠」を知ろうとする方は
もっと少ないのではないでしょうか。

昨今、口の中に入れる野菜や肉の産地にこだわるのは当然のことなのに、
家族の命を守る、たくさんのお金が必要な家づくりの要である骨組み(構造)に
こだわらない人がいるのは不思議な気さえします。

 

 

 

 

 

どこの会社で建てても地震に強い!?

お客様の中には、
『今時どこの会社で建てても、『地震に強い家』なんて当たり前でしょ』
『構造のことなんか聞いても難しくてよくわからないから』
『そこはプロに任せておけばいいんじゃない?予算にも限りがあるし』

と、言われる方がおられますが、果たしてそうでしょうか。

最終的に決断するのはお客様ご自身ですが、
家の強さの根拠を示してくれる会社(設計者)かどうか、
間取りや建築費のコストバランスを考える中で
構造体の安全性に重点を置いてくれているかどうか、
またそれらのことを納得できるまでわかりやすく説明してくれるかどうか、
といった点を確かめてほしいのです。

つい、坪単価を聞いたり、間取りや外観のデザイン、
キッチンやお風呂も気になるでしょうが、

まずは何が最も大事なことか見定めて欲しいと思います。

特に、注文(自由設計)で木造住宅を建てようとするなら
こういった工場見学や、施工中の現場を見て勉強することは
とても重要なことなのです。

そして、木造住宅に関して言えば、
「在来軸組工法」や「2x4(2x6)工法」の現場と、
SE構法の現場を
見比べて欲しいと思います。


「品質と強度」の証明ができる材料を使っているかどうか

SE構法は構造材に集成材(エンジニアリングウッド)を使用します。
ここで、「集成材だから無垢材より〇〇倍強い」
なんて馬鹿なことを言うつもりはありません。

日本には農林水産省の管轄で日本農林規格等に関する法律(JAS)に基づく
「JAS規格」(一般的にJAS(ジャス)と呼ばれている)というものがあり、
この中の「木質建材」、さらにその中にある「集成材」の項目の中で、
見ただけではわからない接着性能、強度性能、ホルムアルデヒド放散量などについて、
試験方法と適合基準が定められています。

要するにこの検査項目に合格していることを示す「JASマーク」が付いた集成材を
使用することがお客様が得られる「品質と強度」の保証になります。

そして上記の適合基準というのはJASが定める最低基準(※)の保証値ですから
JASマーク付きの集成材は、おのずと基準以上の品質を持つ製品である
ということになります。

さて、今回書いたこれらのことは、SE構法に限ったことではなく、
SE構法のような接合金物工法や大手ハウスメーカーでも
品質の重要性を説く会社なら同じことが説明されているはずです。

この工場から「あなたの家」に構造部材を届けます

SE構法は、木造の在来軸組工法とはまったく異なる構造設計であることから
構造部材の品質基準や性能を明確にし、
トレーサビリティ(※)も絶対条件となるため

指定プレカット工場以外からの供給が認められていません。

またその品質管理の証しとして「出荷証明書」が発行されます。

私たちが自信を持って「SE構法」が紹介できるのもこの工場の存在があり、
“お客様の家に使うためだけ” に製材された部材を届けることができるからに
ほかなりません。

(※)トレーサビリティとは、品質を確保するために,材料の加工・製造・流通などの
   過程を明確にすることを言います。 日本語では追跡可能性(ついせきかのうせい)
   とも言われています。

・・・材料が良くても設計力や施工力が伴わなければ意味が無い

さて、SE構法の製材工場を見せる理由から
構造材の強度や品質について述べてきましたが、
これらを使う側の設計力と施工力が伴わなければ話になりません。

コストパフォーマンスを考えつつ、SE構法による構造効果と利点を活かした
設計ができるかどうかが、設計者の力量の見せ所です。
お客様が望む間取りやデザイン性の高い外観を描くにしても
SE構法を知り尽くした設計者でなければ成し得ない部分があるのです。

そして、SE構法は独自の施工管理技術が必要なため、
どこの建設会社でも施工できるわけではありません。
試験に合格したSE構法施工管理技士が在籍し、
一定の技術水準を有すると認められた「SE構法登録施工店」が
SE構法の建物を施工します。

また、SE構法登録施工店(※)の技術者は、定期的に開催される技術研修会や
勉強会に参加し、現状に満足することなく常に最新の技術や知識を習得しなければ
なりません。
さらにSE構法の品質管理システムには、3年ごとにSE構法施工管理技士の免許を
更新することも、組み込まれています。

(※)全国に存在するSE構法施工管理技士は4000人以上。SE構法登録施工店は、技術を高め合い、
   情報交換し、常に革新する建設会社ネットワークとして広がりを続けています。

このように、SE構法を選んでくださったお客様の期待を裏切るようなことが無いよう
供給する側が互いに切磋琢磨しています。