先ず以て、6月18日に発生しました新潟・山形地震により被災された方々に
心よりお見舞い申し上げます。
被災地の一日も早い復旧・復興、日々のご安全をお祈り申し上げます。

地震は本当に恐ろしい・・・日頃の訓練が身を助ける

1964年(昭和39年)6月16日に発生したした新潟地震から今年で55年。
2004年(平成16年)には新潟県中越地震。
2008年(平成20年)の岩手・宮城内陸地震。
そして未曾有の大災害となった2011年(平成23年)の東北地方太平洋沖地震。

今回の地震で『日頃の防災訓練が活かされ、落ち着けた』と発言された現地の方の
お声をお聞きし、
少しは安堵いたしましたが、いつ見舞われるかわからない大地震。
本当に恐ろしいです。

私たちも阪神淡路大震災を経験した身、地震が多い国である事実を受け止め、
自分の身は自分で守るしかないと、覚悟しています。

図らずも、地震が起きる当日に行われた「耐震構造セミナー」に参加

「耐震構法SE構法」を扱う私たちは日頃より色々と勉強を続けていますが、
図らずも、新潟・山形地震が発生する日の昼間、私はYKK AP(株)主催の
「構造耐震セミナー」を受講しておりました。

5ヶ月に1回発生している震度6以上の地震

その夜に発生した新潟・山形地震は、新潟県で最大震度6強、鶴岡市で震度6弱を観測しましたが
セミナーで講師を務められた株式会社M’s(エムズ)構造設計の代表取締役 佐藤 実氏によると
『1995年の阪神淡路大震災以降の24年間で、震度6以上の地震は全国で56回も発生している』
とのこと。

言い換えれば、約5ヶ月に1回のペースで、震度6以上の地震が発生していることになります。

耐震性の高い家が、命を助け、住み続けることができる

その大きな地震発生回数や震災の内容をお聴きして特に思ったことは、
耐震性にこだわった家を建築しないと「命の保障が無い」ということと、
「自宅に住み続けることができない」ということです。
熊本地震(※1)の教訓から得た佐藤氏が強く言われたため、なおさら心に深く刻まれました。

※1:2016年4月14日以降に熊本県と大分県で相次いで発生した地震。
 最大震度7を観測する地震が4月14日夜および4月16日未明に発生したほか、
 最大震度が6強の地震が2回、6弱の地震が3回発生している。
 日本建築学会による建物被害調査の結果、新耐震基準(※2)で建てられた木造住宅の倒壊率が
 1995(平成7)年の阪神淡路大震災時よりも上回ったことがわかり、新耐震基準の問題が顕在化
 した。

※2:1981(昭和56)年6月1日~2000(平成12)年までに建てられた建物に適用されている基準。
 震度6強~7程度の揺れでも倒壊しないような構造基準として設定されている。

今でも「構造計算」されていない住宅が数多く存在する事実

また、コンクリート基礎の重要性についても、非常に強く訴えておられました。
『最近の住宅はベタ基礎が主流であるが、構造計算されているベタ基礎で住宅を
建築している会社が見当たらない』とのこと。

「構造計算」とは、簡単に言うと、建物が安全かを確認するために行うものですが、
計算書を見てもわからない人のために、セミナー会場では構造計算されている基礎の現場写真と、
そうで無い基礎の写真を比較して見せてくださり、大変わかりやすかったです。

ある工務店様では、基礎の現場案内会を開催して他社との違いを説明し、
参加されたお客様に、構造や耐震性の重要性を繰り返し訴えているとのことでした。

ただ、基礎の構造計算を行うためには、地盤調査をした上で構造計算しないと意味がありません。
また、構造計算ではお客様が建築される建物の総重量を求めないと意味をなさないことも
力説されていました。

SE構法で建てる家は、全棟「構造計算」されています

私たちがご提案しているSE構法は、まさしくこの構造計算によってあらかじめ地震の揺れや
風の力を想定し、建築する家(建物)の耐震・耐風性能を導き出します。

土地の周辺環境や立地条件は一棟一棟異なるため、SE構法では全棟、地盤調査から構造計算まで
行われるのが当たり前になっています。

ですから、このセミナーを最後まで聴講して改めて思ったことは、弊社がご提案している
SE構法での家づくりでは佐藤氏が言われていることは全てクリアしており、
今後も自信を持ってお客様にご説明できるということでした。

もしかすると『全ての住宅で構造計算はされているもの』と思われている方が大半かもしれません
が、木造住宅の場合、そうではないのです。
このブログ記事をお読みいただいた方で、この機会にもっと詳しく知りたいと思われた方は
ぜひ伊丹展示場へ足を運んでいただき、私たちに「構造計算」に関する質問をぶつけて下さい。
そして、家づくりへの疑問や、資金計画の不安を解消されたい方もお待ちしております!

(伊丹展示場 店長/田上 共浩)